アルファズルと呼ばれる世界の北の大陸フィムブルヴェート。ひとを『鬼』とする『霧』に閉ざされたこの大陸には、竜王と呼ばれる守護者がいた。竜王に仕える若者ゼファーは、竜王メディリアの命により、勢いを増した『霧』の謎を解くべく旅立つ。それはゼファーが、ひとを知り、大陸を知り、そして自らのことを知る旅の始まりに過ぎなかった。『アルファズル戦記』北の大陸編の断片、2025年文披31題挑戦作品。