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七月のなまけもの
七月のなまけもの

No.208

上橋菜穂子先生の『香君』、ハードカバーでは途中で止まってしまったのですが、文庫になっていたのでKindleで読もう~と購入したら、読んでいなかった範囲に入ったとたん、なんかちいかわみたいに震えながら夜更かしまでして読み進めてしまいました。
上橋先生がそんな単純な仕掛けのお話書かれるはずないじゃん! そりゃそうよ!! そう来るよ!! って頭を抱えています。これでまだハードカバー版上巻の中盤くらいなんですよ……どうなるの……。

前作『鹿の王』が、設定は大好きなはずなのに何故かあまり響かなかったのですが、なんでだろ……と考えた結果、たぶん……たぶーん……、私は上橋先生作品は女主人公のお話が好きなんですね。『獣の奏者』を読んで!! いやあの作品はアニメのイアルさんCV鈴村健一補正がものすごい入ってるけど!?

そうやって考えた時に、自作も女主人公のほうが多いよな……って振り返っています。男主人公もいるにはいるけど、どこかしらヒロイン属性を持っているし。
書きやすいのですかね……? 作家は経験した事しか書けないって言うからそれかとも思ったけど、その理論でいくと、私は人をころしたこと無いから、エレもシズナもエステルも書けないことになるし。

私は青春時代をガンガンで育った子供ですが、最初は少女漫画から入ったし、公募投稿に取り組む直前は少女小説をかなり読んでいましたし、やっぱり女子視点のほうが感情移入というか、共感というか、理解? がしやすいのかもしれません。

と言いつつ、アルファズルが終わったらまたダークファンタジーを一本書いてみたいのですが、素直に女主人公にするか、それともヒロイン属性を盛った男主人公にするかで悩んでいます。

ひとりごと2025年,創作