あとがきがわりに。



※2009年5月5日の完結時に、あとがきがわりとして更新記録ブログに載せた、各話一言回顧録です。

『1:年上の彼』
2007年に、お題として突発で書きました。
主人公達の名前は、自分の書く掌編としては恒例の、即興で決定。最愛声優さんと読みがかぶった事に、何故かだいぶ後まで気づきませんでした。

『2:おとすよ』
梨恵と謙一を使って続きを書くと決めた時に、順番的に当然なのですが、最初に思いついた話。
受験番号は、「学科名の頭文字にしてもOは無いよなあ」と思いながら書きました。

『3:嫉妬』
初謙一視点。ここを書いた時に、話によって視点を置く人物を変えていこうという姿勢が決まりました。

『4:出会いはロマンチックに』
これがロマンチックな出会いだったか、いまいち自信がありません。
梨恵が感想を言った本は、以前に申しました通り、モデルがあります。このあたりで、後半の方向性が決まりました。

『5:フィフティ・フィフティ』
この話を書く頃には、もうラストは決まっていました。その伏線です。

『6:舞い散る雪』
3割くらい実話が混じっています。
二人はすぐに仲直りしましたが、実際に喧嘩をした、というか女が腹を立てた時に、男が「ごめんね」しか言わないのは、正直言って、余計に腹立たしいのではないのかと。

『7:携帯越しに』
ここを書く時、しばらく筆が(正確には、携帯のキーを叩く手が)止まりました。
常日頃、「私性格悪い!」と笑いながら流血描写とか精神的に痛いシーンとかを、平気で書いているくせに、今更ためらいました。

『8:零れ落ちる』
文字通り突き落としました。

『9:結婚指輪』
この話をアップした時にも呟いたのですが、誕生石の指輪はエンゲージリングですよね。マリッジリングは基本石無いですよね。勉強不足でした。

『10:10分毎に「愛してる」と』
私の苦手なものに、たとえば「飛んでいった風船」、「地面に落ちたアイスキャンディ」、「いなくなった小鳥」といったものがあります。
大事な宝物が、一瞬で手の中から失われてしまうあの喪失感が、小さい頃から大の苦手なのです。胸がギュっとなります。
なので、これの出だしを書いていた時は、同じ気持ちに、軽く凹みました。

『Last:ねがえばかなう』
最終話です。
ラストシーンのビジョンはかなり初期に、明確にできていて、あとは、そこへ向かって書いていくだけでした。途中で色々と気持ちが躁鬱になったり、描写に困ったりはしましたが、基本的には、このラストを書く為の、一本道でした。予定のうちに運ばれて、完結したかんじです。
連載を始めてから、作品タイトルを、『梨恵と謙一』なんて至ってフッツーにしないで、このサブタイと同じにすればもう少しはセンスがあったかも知れないと、後悔した過去は、無かった事にしておきます。

とにかく、生まれて初めての現代物連載で、場面を飛ばし飛ばしで書くので、描写不足、行間の開きすぎ、突拍子の無さ、様々な至らなさ、多々あったと思います。すみません。今後への反省材料にしたいです。
おつきあいくださった方、ありがとうございました。次は多分またファンタジー畑に戻ると思いますので、どうかその時は、よろしくお願い申し上げます。

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