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七月のなまけもの
七月のなまけもの

2025年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

242で、文フリ東京に間に合うかチキレを始めたと申しましたが、一昨日入稿入金いたしました。
『アルカンシェルの英雄詩』という新作の体験版が出ます。

完全新作のはずなのに、なんかアルテアとかFOとかの影がチラッチラッしてるのは、もう手癖というかたつみ村の秘伝のタレ全開で書いたからいつものことだと開き直りました。

本編抜粋だけでは正直あまり解像度が高くなかったのですが、メインキャラ四人の掌編四本を書いたら、「いけそうかも」となりました。

アルファズルリメイクというライフワークが終わったら、本格的に手をつけたいです。

日記,ひとりごと2025年,創作

ピッコマで、『魔眼の復讐者 ブラッドパラサイト』という漫画を読んでいて、最終10話を課金して読み終わりました。

ネタバレ部分は畳みます。

原作者さん自ら「クセ強な話」とおっしゃった通り、「これを……少年漫画と言いきるには……刺激が強いのでは!?」という開幕からの展開で。

敬愛する魔王様をころされた最弱の魔族である主人公が、魔王を陥れた八英雄の一人に『托卵』の魔法を使って、おなかに宿っていた胎児の魂を喰い殺し、英雄の子として生まれ変わって、魔王復活のために八英雄が持っている魔王の欠片を奪ってゆく復讐譚です。
ハイここまではたつみの好きなダークファンタジーですね。
ところがここからが「クセ強」の本領発揮で。

ヒロインであり主人公の生徒となるアイドリィは、魔法を使うと発情する特異体質。
はいここからお察しください。肌色の多いシーン満載です。いろんな女性といたしております。
ここが「少年漫画……!?」と首傾げたところなのですが、それを一要素として取り込んでしまうくらいに、設定と展開が面白いです。

魔王を封印した八英雄のほうがよほど外道だったり、アイドリィを利用するだけのつもりだった主人公が絆されていったり、行方をくらませていた八英雄の勇者が魔族との共存を目指していたり。
ラスボスもそうきたか! と膝を叩きました。

主人公が理不尽な無双ではなく、後手に回る時がありつつも、魔眼を使い、頭脳戦で勝利を得る様は、あのー……あれ……コードギアスのルルーシュを思い出します。実際頭の中で主人公がずっと福山潤声で喋っていました。

最後の方はもう、主人公サイドの幸せを願って、お願いお願い生きて生きてってスマホをスクロールする手が止まらず、主人公とヒロインの告白と別れにめちゃくちゃ泣きました。
でも、最後は希望を残すラストだったので、珍獣は大満足です。畳む


よくある俺TUEEEEE復讐譚では終わらない、愛のあるお話です。
序盤を乗り越えられたらたぶん面白く読めると思います。私は楽しみました!

日記,ひとりごと2025年,マンガ