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七月のなまけもの
七月のなまけもの

全年全月10日の投稿22件]

2026年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

SNS疲れが出てきてしまっているので、灰君連載はどうしよう……となっている。
始めた以上終わらせたい矜持はあるけど、もにゃもにゃ……。
うーんうーん、イラスト練習して気分切り替えるしかないですかー!!

ひとりごと2026年

2026年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

『灰になるまで君を呼ぶ』01/01~01/10

#語彙トレ2026 というブルスカでのタグに乗っかって、文章練習に書き始めました、広義の『アルファズル戦記』南の大陸編を。
何の準備も無く、人名地名設定もほとんど忘れて久しいので、行き当たりばったりでいきます。エターナる可能性も、途中で心折れる可能性も、そもそも365日より早く終わる可能性もあります。

およそ10日毎に、このてがろぐにまとめてゆきます。本文は畳みます。


01/01-端緒
銃声ひとつ。
敵兵が額から血を噴いてあおむけに倒れるのを、壁の陰から確認して、走り出す。途端に銃撃の雨が降り注いだが、鍛えられたしなやかな筋肉で躍動するように全てをかわす。
アサル=アリム共和国とアグレイシア皇国の戦が始まった端緒は、皇国の皇女レイティスが、友好の使徒としてアサル=アリムを訪問中に行方不明になったことだった。
元々両国の関係は芳しくなく、理由さえあればいつでも開戦できたのだ。
「ったく、お偉方はよ」
愚痴りながら弾を込め直し、更に敵兵を撃ち倒した。

01/02-凍てつく
「ディックス!」
敵兵が全て倒れたところで、僚兵が手を振る。
「エース様はよくやるぜ」
「茶化すなよ」
彼らは『LINKS』の隊員である。かつてこのマルディアス大陸が、ファルメアというひとつの帝国だった頃、皇家の懐刀として、戦闘、諜報、暗殺などを請け負った特殊部隊の名だ。それが今も、アサル=アリム大統領の配下として機能している。
「さて、次の戦場は……っと」
彼がタブレットを持ち出して操作する。が。
「……え?」
怯えた声を聞いて、ディックスは赤い目を向け、驚きで瞠る。
仲間の手が凍っている。ぴきぴきと音を立てて、あっという間に彼は氷の彫像と化した。

01/03-熾火
ディックスはすぐさま銃を構え直して辺りを見渡す。自身の体内で常に燃えている、己の熾火を呼び起こし、油断無く敵の気配を探る。
ぴしり、と。指先に冷たさが走る。だが、彼の生来持つ『能力』が、あっという間に冷気を溶かした。
途端に殺気が迫る。氷結でディックスを仕留められないと悟った敵が、即座に白兵戦に切り替えたのだろう。肩までの茶髪を翻した、アグレイシア兵服の女が、ナイフ片手に迫ってくる。銃の迎撃も全てかわし、人並外れた跳躍をして襲いかかってくる。
ディックスもすぐさまナイフを取り出して、刃を受け止める。そして、僚兵が凍りついた時以上の驚きにとらわれた。

01/04-軋轢
『おとうさんが、ギルにはついていけないって言うの』
自分の育ての親であるLINKS隊長と、彼女の父親である研究所長の間に生じた軋轢は、もはや修復不可能になっているのは、子供の目から見てもわかった。養父にくってかかる所長の目は、血走っていて怖かった。
『「ぼうめい」するって言ってる』
『お前もついていくのか?』
訊ねれば、少女は黒い瞳を憂いに細めて、
『おとうさん、ひとりになっちゃうから』
と膝を抱え直した。
その面影がある。
「ティナ?」
少女の名前をつぶやく。女性兵は瞠目し、
「……ディックス?」
ぽろりと、こぼれ落ちるようにこちらの名を呼んだ。

01/05-淵源
「どうして、お前がアグレイシアに」
つばぜり合いをしながら、我ながら抜けた問いかけをしていると思う。所長は『亡命』したのだ。その先で研究を諦めるとは思わない。
『ひとの持つ可能性を最大限に引き出す』
という研究を。
そしてそのメスが、実の娘に向かない理由が無い。彼女は幼い頃から、炎を帯びる自分とは逆に、あらゆるものを凍てつかせる能力を発現していたのだから。
「……ディックス」
記憶より落ち着いた声で、少女は語りかける。
「この戦争の淵源を追って。レイティス様を、守って」
それだけを残して、彼女は飛び退り、あっという間に物陰に姿を消した。

01/06-雅趣
気づけば周囲は静まり返っていた。敵兵は全滅し、自分以外のLINKS隊員は、幼馴染の能力によって凍りついただろう。まだ冷気が漂っている。
研究所長の、現実を見ているのかわからないぎょろついた目が脳裏に蘇る。奴は実の娘まで兵器に仕立て上げたのか。
「……下衆い」
つぶやいて、足元の小石を蹴る。ころころ転がったそれは、半端な位置で跳ね返され、「あっ」と高い声が聞こえた。
咄嗟に銃を構え直す。石の返ったところでステルス布がずり落ちる。雅趣めいた服装に身を包んだ、紫髪に蒼い瞳の女性が、おののきに唇を震わせていた。

01/07-綻び
女性の纏う衣装は、アグレイシア織布を使った、皇族や貴族のものだ。しかしそれは薄汚れ、綻びが見える。
更にディックスが眉をひそめたのは、女性が手枷をかけられていたことだ。ステルス布まで使って、ここの敵兵は、彼女を護送する途中だったのか。
ひとつの可能性に至る。女性の前に膝をつき、問いかける。
「あんた、レイティス皇女か」
質問に、女性の肩がびくりと震える。それが答えだ。
「安心しろ、オレはあんたに危害を加えない」
「きがい……あぶないこと、しない?」
大人じみた顔立ちとは裏腹に、子供のような口調で問いかけてくる皇女に、力強く頷き返した。

01/08-仄見える
銃をひと撃ちして手枷を外し、「立てるか」と手を握る。皇女はおずおずと頷きながら、引かれるままに身を起こした。
「あんた、何でこんなところにいるんだ。こいつらは護衛兵じゃないのか?」
「ちがう、しらない。ごえい……は、ジーク」
「そのジークってのは?」
問いかけても、ふるふると首を横に振るばかりで、まともな事情は引き出せそうに無い。
「ジーク、いない。レティ、ひとりぼっち」
しくしくと。迷子のようにしゃくりあげる皇女は、まるで子供返りだ。恐らく、幼児退行するほどの「何か」があったのだろうことくらいは、仄見えた。

01/09-浸食
アサル=アリムの首都ヴァルファレスは、高山が長年の激しい風雨に浸食された台地の上に聳えている。かつて天から降りてきた始祖種ヴァーンの機械技術により、あたりの天候を常春に変えて、ひとの住める場所にしたのだ。
舗装された道路にバイクを走らせる。二人で乗ることを想定していなかったので、ヘルメットはひとつしか無い。当然、レイティスに被せた。ここで彼女が転がり落ちて頭を打ちでもしたら、それこそ大問題だ。
ディックスを庇護者と認識したのか、彼女はぎゅっとこちらの腰に腕を回してしがみついている。
バイクは坂を登って、都市の中枢ターミナル・ゼロへと向かった。

01/10-境界線
ターミナル・ゼロには境界線が引かれている。一般人は決して入ることができない。LINKSのメンバーと、研究員、そして隊長のギル――ギルガメッシュが許可した者だけだ。
固く閉ざされた金属の扉前でバイクを停め、コンソールを叩き、呼びかける。
「No.1349、ディックス・フリーダン。要救助者を一人保護した。同行の許可を」
数秒の機械思考が走った後、音声が流れる。
『隊長の許可を得ました。お進みください』
扉が両側に開く。肩越しに振り返ると、レイティスはぽかんと口を開けてその様子を見上げている。
(本当に子供さながらだな)
溜息をつき、再びエンジンをふかした。畳む


ひとまず導入まで。
世界観とか、人物まとめとかは、もう少し進んだ頃に改めて語りますが、お察しの通り、他の大陸より機械文明が進んでいます。まあ西の話で多少垣間見えたんですが……。
文章練習のためにがんばりまする。

続き→581

#アルファズル戦記
#灰になるまで君を呼ぶ

ひとりごと2026年,創作,小説

2025年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

だんだん自分のだめなとことか、何で怒ったり落ち込んだりするかのトリガーを見つけて、対処までは完全にはいかないけど、それをここで考えていきましょうね、まずは体調管理と自己分析ですよ、とも言われた。
猶予をいただいてるんだから、自分のいいとこもわるいとこも抱えて、それでも生きられる道を、焦らずに決めたいな~。
#生きる

日記,ひとりごと2025年

2025年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

#まんじゅうのサイト改装奮闘記

番外編。
たつみ村を代表するヒロインのひとり(ひとり?)と言っても過言ではない(本当に?)、くりまんじゃろを忘れていたので、
『くりまんじゃろと僕』
の原稿を発掘して、HTML化。
本文に使用したフォントがことごとく今のパソコンに無くて、名前をつけて保存すらできなかったので、txtファイルに本文コピペしました。
これで全体目次に繋げてアップロードすれば、くりまんじゃろのおはなしがサイトに復活します。

メモ,ひとりごと2025年,創作,小説

2025年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Wi-Fiがひんしです。
夜になるとアレクサもつべも止まる……。
SNSも重くてまともに動かない……。
プロバイダに何度も連絡して、機器の故障ではないかと言って機器交換になったんだけど、その前は上位回線の混雑って言われたし、誰だ大量にパケット占有してるの……?

ひとりごと2025年

2025年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

どうやらサイトをてがろぐにして1年になりそうなのに、小説ページが全く出来上がってない!
数増えすぎると挙動が重くなる? らしい? けど、私が見てる分にはふつうですね……。
うちも全作回収したら、たいへんなページ数になるので、ちょっと心配!

メモ

文披31題で書いている『雪が解けて春になる』ですが、四半世紀以上前に書いたエターナった版とは、かなり差異が出てきています。
文披始まって3日目に、「あっこれこうしたら面白いし、この子の存在に意味が付加されない?」って、方向転換を思い付きました。
結果、明日から地獄が始まります。たつみ村に破壊神が来たぞーーー!!!!!(ガンガンガンガン)

シャングリア編もかなりきっついけど、年代的に広義の『アルファズル戦記』としては最後に位置するので、ハッピーエンドで終わらせます。これは断言します。(それまでの退場者の山からは目を逸らす)
なので、その前の時代の物語である、フィムブルヴェート編やノルン編、まだどこにも出したことの無いマルディアス編は、地獄展開も退場者も多いんですよね……。

ちょっとそろそろキャパシティがオーバーフローしそうなので、文披の更新は優先度が下がりますが、何とか31題は書ききりたいな~!!
#アルファズル戦記

日記,ひとりごと2025年,創作,小説

備品在庫管理をすることになった。
過去、在庫管理や発注がへたくそでトラウマになったことが多々あるけれど、それを克服したくて挙手しました。
幸い「これ以下の数になったら『発注する』に○をつける」という仕様なので、自分でいくつ頼むか考えなくて良いのがありがたい……。これで自信を取り戻したい……!
#生きる

ひとりごと2025年

2025年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

7月のぺらふぇすさんに、現在の状態なら参加できるかな~と、軽い気持ちで申し込んだら、定員ギリギリのところに滑り込んだようでした。
『アルカンシェルの英雄詩』で、本編が無くてもわかるような小話を書いたのですが、2000文字はA6の4ページに入らない。珍獣忘れてました。仕方無くA4の3段に押し込みました。
主人公の立ち絵(?)だけでも前に描いといて良かった~! 表紙に使います。
年明けの試し読みおみくじでは面付を派手に間違えたので、今度は気をつけます。

ひとりごと2025年,創作,小説

自分はどうにも人生うまくいかないことが多すぎる、と他人を羨んでしまうけど、どうしてこんなに不幸なのか……と自分事みたいに落ち込んでしまうひともいたりして、人類なにかしら等しく幸不幸なのかなあと思ったり。
#生きる

ひとりごと2025年