七月のなまけもの

11/2~3にかけてオンラインで開催される、紙本祭６に参加します。
サークルカットとかピクリエログインがiPadにしかない状態なので、落ち着いたら腰を据えて宣伝したいのですが、自分を動かす為に、『アルファズル戦記』４巻を、紙本祭新刊に前倒しするつもりです。
それまでに架空ストアさんに納品して２日から販売できるようにします。できなかったらサークルカットとお品書きが詫び入れバージョンに差し替わります。

最近、尻に根が生えてなかなか動かないので、本当に頑張りたいです。

あまぞんは頼んでいたけれどさがわは何も頼んでいないぞ……？？？　と思ったら、アルファズル戦記４巻の表紙カバーがサンライズさんから届きました。

ポスターの時に思ったけど、RGBからCMYKの変換が難しかったか、ちょっと青みが強いですね……。
とはいえ、今回は「紫系にしてください」とkitさんにお願いしていたので、結果オーライ……？

一応各巻表紙の全体イメージ色には意味があるのです。

アルファズルイリス編に関して、あまり大きい声では言えないので、こっちの日記に畳んでおきます。
たぶんいつかついったでは何度も言ってるはずなんですよね！

続きを読むイリス編原典をやっていたのが、2004年〜2008年とかその頃で、若い頃の私は、既存作品で思い通りの展開にならないと、バチギレておりました。そのはじまりがどこからだったかはもうわからないのですが、とにかく、私の創作の原動力は『怒り』でありました。
で、丁度その頃ってガンダムSEED DESTINY放映時で、アスカガ至上主義の私がどうなったか。申すまでもございません。
と言いつつ申すと、「お姫様と英雄は幸せになるんだよォ！！」とバチクソにキレた私は、アルファズルイリス編のヒーローの本名が『アスラン』だった（ここに関しては、アッシュというキャラができたのは2000年頃なので、確実にSEEDを見るより先です）のもあって、「絶対にイリスとアッシュをくっつける」とヤケクソになっておりました。

「お姫様と以下略」はその後長く引きずり、2013年からの『アルテアの魔女』でも、お姫様と英雄がくっついております。

あれから20年。まさかのまさかで今年、もう絶対に実現しないだろうというSEED劇場版が公開されて、妄執が浄化されてしまったので、やや……いやかなり毒気が抜けたふしがあります。
前より、与えられたものを素直に受け取ることが多くなったのと、怒り続けるのに疲れてしまった、それだけの精神力体力がもつ歳ではなくなってしまった、というのが大きいです。
人間、感情が大きく揺さぶられたほうが馬力出るんですね。珍獣知りました。

とはいえ、まだまだ書きたい話はありますし、アルファズルはちゃんと完結まで持っていきたいので、この創作体力の低下を、なんとか食い止めて上げてゆきたいですね。畳む#アルファズル戦記

気づいたら来月になっていたので、SNSでは宣伝しましたが、こちらでは明確にしていなかったので。

異世界戦記風味ファンタジー群像劇『アルファズル戦記』第４巻が出ます。Web連載は例年通りサイト開設日の11/28を予定しています。
表紙はいつも通りkitさんにお願いいたしました。予想以上の出来の素敵イラストが届いて、私は五体投地しました。ちょっと受け取りにトラブルがありまして、その節は大変申し訳ございませんでした……。
進行に支障が無ければ、コミティア150での発行を予定していますが、架空ストアさんへの納品が間に合ったら、紙本祭６に前倒しするかもしれません。これは完全に私の気力が出るかどうかの話なので、一応ティア初売りということにさせてください。

物語は、巨悪を倒して想いが通じ合ったクレテスとエステルの幸せなエンドで終わった第一部から二十二年後。二人の娘イリスが主人公です。
とある謎を追って国を飛び出したところ、大いなる陰謀に巻き込まれ、やがて母と同じく英雄となる道を辿ってゆきます。

一応ラストまでは書き終わっているので、来年に最終５巻を出せるとは思うのですが、なんか４巻で思わせぶりに原典から足した伏線を、最後まで回収していない……というポカを既にかましているので、あと一年、じっくりエンディングまで手直しします。
ともあれ、新主人公イリスとヒーローのアッシュを、よろしくお願いいたします！
#アルファズル戦記

アルファズル戦記４巻の！　表紙カバーがkitさんから届きました！！

色々右往左往しましたが、入稿は無事にできたので、ついったで予告を始めてゆこうと思います。

私が読者だったら、裏表紙のあらすじ三度見した後に怒りますね、はい。
なのでまだ表紙しかお見せできません！
#アルファズル戦記

旅に前後して、水面下で七転八倒していることがあったのですが、色々ご意見を聞いて、私は「アイデアはあるけど物語にまでならない状態」に陥ってる気がしてきました。

10年前、『アルテアの魔女』を書いた時は、キャラ全員に個性があったし、放っといても喋って動いていたんですよね。

今はなんか、物語が先行してしまって、キャラが舞台装置みたいになってるかんじです。
もっとイキイキしたキャラが！　かきたーい！！
アルファズルも書きたくて書いているんですが、群像劇なのでアルテアほど一人一人を掘り下げる時間がないというかなんというか……。

書くのは楽しいんだけど、もっと！　もっと楽しくやりたい！
欲は果てしないです。

ゲームの時間から少しは離れるためと、執筆の合間の気分転換に、Webコミックをちまちま読んでいます。
１話が丁度よい分量で、気分で読めるから、業界研究も込めて色々見ているのですが、初めてベルサイユのばらを読みました。
そしてびっくりしたんですよ。
ヒストリカルとかナーロッパで出てくる貴族のたしなみ、本当にあったんだ！？というか、ベルばらがお手本だったんだ！？と……。

勿論ベルばらもどこまで創作かは、不勉強なのでわかりませんが、みんなこのあたりちゃんと勉強して書いてるんだあ……って感服してしまいました。
まだまだ知らないこといっぱいです。　#マンガ

万年筆つけペンが届いた！
万年筆は持っているのですが、盆栽を枯らせる管理能力の無さを誇る珍獣、初代三本（当時1050円）をインク固まらせておじゃんにし、安いのを二本買ったのですが、いまだに詰まらせる……。

きむらひろき先生のつけペン教室で、漫画を描いていた20代以来につけペンを手にしたので、色んなインクを買って試してみたく思います。
まずは来週ちょっと良い万年筆とインクを見繕いに行くのだ～！　楽しみ！　#文具

あまりにも手書きをしなさすぎて脳が衰えているのを感じるので、コクヨのソフトリングノートを買い、万年筆つけペンを注文し、フェアリーノートさんのインクガチャを注文しました。

コピペできるからって、物語の設定も最近は全部ポメラに書き込んでたんですよね。
新しい万年筆とインクも見に行くので、手と頭を動かしたいと思います。

大阪遠征で、創作についてひととお話しする機会があったんですが、みんな私の持っていないものを沢山持ってらっしゃるな～って、すごい羨ましかったんですよね。
でももしかしたら、裏を返せば、お相手が持っていない領域を私は持っているかもしれない。

昔は自分の分野だけ見ていて、とにかく嫉妬にかられて狂いそうだったけど、年月を経て、創作って色々あるんだよって知った今、私に足りないのは、自分が踏みしめている範囲の外を知ることだな、と思いました。
何歳になっても人間勉強です。